ななほしとろろ『デジタルカメラ』を選ぶ。画素数とイメージセンサー

引きニート脱出系

デジタルカメラを持っていない私はどんなカメラを買えばいいのかわかりません。

ななほしとろろ
ななほしとろろ

コンデジ?ミラーレス?一眼レフ?

画素数??

センサーサイズ??

わからない……。

画素数とイメージセンサー

まずカメラの種類についてまとめてみた。どうやら大きく分けて3種類あるようだ。

  • コンパクトデジタルカメラ
  • デジタル一眼レフカメラ
  • ミラーレス一眼カメラ

はい。

ただ、カメラの特徴を書くにはまだ早すぎます。

今回は、もっともっと大切な『画素数』や『イメージセンサー』などについて触れていきます。

画素数と解像度

画素数。よく耳にする単語ですね。スマートフォンのカメラ2000万画素などコマーシャルでもよく流れています。

とても簡単に説明すると。画像というのは小さな小さな点(画素=ピクセル)の集まりでできています。

    

左の画像は、高さ500ピクセル、幅500ピクセル(500×500=2万5000画素)のキャンパスに『あ』という文字を書いたもの。右の画像はその『あ』を拡大したもの。

小さな点の集まりというのが分かりますね。

例えば2000万画素のカメラで撮影した画像は2000万の小さな点で構成されているわけです。かなり多くの点で構成されるのでとても綺麗に表現できるわけですね。

画素数が多いイコール、拡大しても上の画像のように荒くなりづらくなるというわけです。

逆に画素数が低いとモザイクのような画像になります。

なので、画素数はカメラ選びの際に気にしなければいけない数値のひとつです。

しかし、上の左側『あ』の画像。2万5000画素でも綺麗ですよね?

実は画素数が多い=綺麗というのは正解でもありますが少し違うのです。

最近のエントリーモデルのカメラでも2000万画素以上が普通になってきています。型落ちの中古でも1000万画素以上です。もっと古い物だと200万画素のものもあります。

2000万画素。1000万画素。200万画素。この3つのカメラで写真を撮ったとしましょう。

そして、L判サイズでプリントアウトしたとします。

違いはほぼ分からないレベルです

じゃあ画素数なんて気にしなくていいじゃん。と思いますよね?

違いが出てくるのはA4サイズ以上の大きなサイズでプリントした際。もしくは物凄く拡大して見た場合です。

今はパソコンやスマートフォンが進化して、撮った写真を大きなテレビに映して見たりすることが増えてきていると思います。

こういったときに差が出てくるわけですね。

写真を撮ってSNSに投稿したり、テレビ画面で家族や友達と見たりする分には1500万画素もあれば十分すぎると言われています。

 ただ、後述するイメージセンサーのところで説明しますが。とりあえず高画素のカメラ買えばいいやというのは間違いなので覚えておいてください。


解像度。聞いたことあるけどなんのこっちゃ??って感じです。

先に書きますがカメラを選ぶ際に気にしなくてもよいものです。ただ、写真をプリントアウトする際などには知っておくとよいです。

画素数の説明をしたので、セットとして解像度についても軽く触れていきます。

少しややこしくなってきますが、こちらは画像の密度です。

ここもとても簡単に説明すると。

解像度は単位で表され「dpi (Dots Per Inch)」他にもppiやlpiがあります。

ここではdpiで説明します。これは1インチの一辺に何個の点が並んでいるかを表します。

と、図のような感じです。

なので解像度の数値が高ければ高いほどきめ細やかな画像になるということです。

プリンターで出力する際に必要になるので覚えておいて損はないです。

ななほしとろろ
ななほしとろろ

よし! 画素数の意味が分かったぞ!

ってことは、画素数の数値が大きいカメラを買えば

いいんだな!!

その考えだけでは駄目だ!!

ななほしとろろ
ななほしとろろ

き、君は!? カメラ君!!

え?? ダメなの??

そうだ。

画素数も大切だが、もっと大切なものがあるんだ!

それはイメージセンサーのセンサーサイズだ!!

ななほしとろろ
ななほしとろろ

イメージセンサー??

センサーサイズ??

はい。ということで次はセンサーサイズについて書いていきます。

私は単に画素数の数値が高ければいいと思っていました。しかし、調べているとそれだけでは駄目だということ知ったのです。

上の写真はカメラのイメージセンサー部分です。

このイメージセンサーのサイズがカメラ選びに必須となってくるのです。

 イメージセンサーとはなんぞや??

 イメージセンサー(撮像素子)はレンズから入った光を電気信号に変換する半導体です。
 画素数は点の多さでしたが、イメージセンサーは光の強さ(明るさ)を取り込むものです。
 なので、イメージセンサーが小さいと光を取り込む面積が小さいので光を受け取りづらい、逆に面積が大きいと小さな光でも取り込めるようになる。というわけです。
 
 このセンサーのサイズも種類があるようです。
 
 大きい順から。
  • フルサイズ(36mm×24mm)
  • APS-C(23.6mm×15.8mm)
  • フォーサーズ(17.3mm×13mm)
  • 1型(13.2mm×8.8mm)
  • 1/2.3型(6.2mm×4.6mm)
  とこんな感じです。他にもありますがここでは参考にこの5つを上げました。
 
 
 
 比較画像を作ってみました。正確な比率ではありませんが、分かりやすいと思います。
 
 では、なぜ画素数が多いだけではいけないのか?
 
 簡単な例えとして、部屋のカーテンを挙げます。
 
 画素をカーテンの網目として考えてください。
 網目の数が少ないレースのカーテン(画素数が少ない)。昼間に掛けておく白いカーテンです。こちらは昼間に掛けていても太陽の明かりが部屋の中に入ってくるので明るいですよね?
 
 もう一つは、網目の多い夜に掛けるカーテン(画素数が多い)。昼間に掛けると部屋の中は暗くなってしまいます。
 
 もうお分かりですね?
 
 こんな経験はないでしょうか。
 
 夜に携帯電話のカメラで写真を撮ったら、暗すぎてなにがなんだか分からない。
 夜景を携帯電話で撮ったけど、雑誌やテレビで見るような綺麗写真にならない。
 昼間でも室内の写真はなんだか暗くてイマイチ。
 画素数が凄いってコマーシャルでやってたからこの携帯電話にしたんだけどなぁ。
 
 という経験。
 
 これは携帯電話のカメラに内蔵されているイメージセンサーのサイズが小さいために起こっていた現象です。※レンズ性能やISO感度の設定でも変わりますが今回は省きます
 
 極端な話。もし、スマホにフルサイズのイメージセンサーが搭載されていたとしたら、上記のような写真にはならず、綺麗に撮ることができます。
 
  なので画素数だけでカメラを選んではいけないということですね。
 
 イメージセンサーが小さいカメラなら、高画素過ぎないものを選ぶことがコツとなってきます。
 

つまり、画素数とセンサーサイズのバランスが大切。自分の用途に合った選び方が大切。

まとめると。

高画素ほど拡大しても綺麗で、大きなサイズにしても綺麗。

イメージセンサーは大きいほど暗いところでも綺麗に撮れる。

高画素でフルサイズのイメージセンサーは最高モデル(プロが使うような)カメラ。

高画素で小さいイメージセンサーは光を取り込みづらく暗くなりやすい。

ということです。 

ななほしとろろ
ななほしとろろ

画素のこともセンサーサイズのことも理解した。

自分の用途に合わせて選ぶのが大切なんだなぁ。

そうだ!

ななほしとろろ
ななほしとろろ

あ。また出てきた……

きちんと自分の撮りたい写真のスタイルに合わせて選ぶことが大切なんだ!!

 
 はい。というわけで。
 今回は画素数とイメージセンサーについて書きました。
 次の記事で自分に合ったカメラ選びについて書いていこうと思います。
 
 ななほしとろろでした。

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